急性期の病院で働きたい

急性期の病院は人手不足の場合も多く、経験とキャリアがあれば、給料面などの好待遇も期待できます。

急性期の病院への転職を希望する精神科医の求人事例

掲載されている求人事例はエムスリーキャリア（https://agent.m3.com/）を参考にしています。現在は掲載終了している可能性があるため、最新情報は直接ご確認ください。

求人事例１

• 勤務地：大阪府大阪狭山市
• 募集科目：精神科
• 給与・手当：年収900万～1800万
• 当直有無：月0～4回
• 勤務時間／日数：平日9：00～17：00、土曜日9：00～13：00

業務内容・特徴など

中規模精神科病院で、統合失調症・気分障害などの患者が多く、指定医取得済で、急性期の臨床を希望する医師には良い環境。外来診療や病床管理を担当、指定医や専門医の取得を目指す医師にも適する。大阪市近郊の丘陵地にあり、最寄り駅からバスが運行。

求人事例2

• 勤務地：大阪府岸和田市
• 募集科目：精神科
• 給与・手当：年収1400万～
• 当直有無：応相談
• 勤務時間／日数：8：45～17：00／週4～5日
• 必要経験：精神保健指定医

業務内容・特徴など

応急・緊急病院として指定されており、個人保護室を20室有する精神科急性期治療病棟を備える。外来は週1～2コマ、病床管理は40～60床程度を担当。主な疾患は認知症、鬱、統合失調症などの急性期症例。最寄り駅から関西空港まで30分とアクセスが良い。

求人事例3

• 勤務地：佐賀県伊万里市
• 募集科目：精神科
• 給与・手当：年収1800万～2000万
• 当直有無：応相談
• 勤務時間／日数：8：30～17：30／週5日（うち1日は研究日）
• 必要経験：精神保健指定医

業務内容・特徴など

精神科急性期病棟の管理のほか、再来患者枠の外来週３コマ程度、各種専門検査などを担当する。さまざまな年齢層の患者をケアできる機能が充実している。当直なしとすることも可能。経験などで高額の給料支給も。福岡市内から車で約1時間。

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急性期病院の転職市場での傾向

急性期の患者さんには集中的な治療が必要で、必然的に人員は多く必要になります。
さらに、精神科の救急医療を中心的に担う「スーパー救急病棟」は人員配置の基準がさらに厳しいのが現状です。

このため、急性期の患者さんを受け入れている病院の求人は多いですが、経験やスキルを問わない分、忙しさに反して給与があまり高くない傾向も見られます。

もちろん、高い給与や当直なしや週４日勤務などの好条件を提示している病院も一部ありますが、その場合はやはりある程度の経験が求められるようです。

また精神科の患者さんだけでなく、リエゾンとして他科を受診する高齢者らのせん妄への対処や、職員へのメンタルケアなどコンサル業務を求めている求人もあります。

業務内容や対象となる患者さんの幅の広さから、給料や条件も幅広くなっているようです。

どのような経験・スキル・人柄が求められているか

急性期の患者さんは、興奮状態が続いて暴れたり、自殺企図があったりすることから、治療にあたる医師には体力面や精神面でのタフさだけなく、状況を受け止められる柔軟さも必要です。

また集中的な治療により短期での退院を目指す病院が多く、医師には的確に患者の状況を把握し、的確に判断できる能力が求められます。

またベテラン医師の募集を行なっている求人の場合、経験の浅い医師が多い急性期の現場での教育や助言が求められることから、良い給料や待遇の提示がされるケースがあります。

ただしほとんどの場合、精神保健指定医を取得していることが必須条件です。

転職を成功させるコツ

急性期病院で好条件を望むのであれば、一定の経験とスキルが必要。病院側も医師の経験に期待していると考えられるが、双方の希望やニーズがきちんとマッチしているのかどうかは見極める必要があります。

一方、指定医の取得を目指す段階だったり、指定医取得直後で経験を積み重ねたりするための転職の場合、条件よりもその病院の内情に目を向けて病院を選ばなければ転職は成功とは言えなくなってしまうことも。

それらの病院の内情も含めた自身の希望に合った病院なのかを確認するには、専門のエージェントからの情報が欠かせません。

精神科医の転職エージェント選び